社交ダンスを始めて20年が経ちました。競技の世界からは身を引きましたが、今でも踊り続けています。そんな私が最近、思いがけない発見をしました。それは「仙骨を垂直に保つ」ということの重要性です。
整体での気づき
先日、整体に行って骨盤チェックを受けました。施術の前後で体の軽さが全く違うのです。手を後ろに組んで先生に引っ張ってもらったのですが、施術後は全然力を入れなくてもバランスを崩しませんでした。先生から「反り腰ですね。普段から骨盤をまっすぐに立てるようにしてみてください」と言われ、ハッとしました。ちなみにこの先生は社交ダンスをした事がありません。
20年前の教えとの再会
この言葉を聞いて、社交ダンスを始めたばかりの頃、大学の先輩から教わったことを思い出しました。「壁に背中をつけて、腰が浮かないように背骨をまっすぐにして立つ」というものでした。動きがない状態ではできていたのですが、股関節の硬さもあって、次第に意識しなくなってしまっていたのです。
仙骨を垂直にすることの効果
今回、改めて(20年ぶりに)仙骨を垂直に保つことを意識してみると、踊りやすさが格段に上がりました。具体的には以下の3点です:
- 軸が無意識にできるようになりました
- 尾骶骨から頭の先まで繋がりを感じるようになりました
- 移動が楽になりました
これまでは、片足に乗る時に股関節を使おうと意識するあまり、知らず知らずのうちに腰がひけていたようです。
新しい踊り方の発見
仙骨から移動する感じで踊ると、その上の背骨がまっすぐについてくる感じがします。軸が自然にできるのです。重心の移動も仙骨の位置に来るので、無理に床を踏みつけたり、体を送り出そうとしなくなりました。
これは、力を抜くことでかえってパワーアップした良い例だと思います。
ダンスの継続がもたらす気づき
ダンスを続けていると、20年経ってから気づくこともあるのだと実感しました。センスのある人はすぐにできるかもしれません。でも、常に試行錯誤しながら踊り続けていれば、いつかはできるようになるものです。
競技は引退しましたが、だからこそダンスを続けています。新しい発見があるたびに、ダンスの奥深さを感じます。
この経験から、ダンスに限らず、何事も長く続けることの価値を改めて感じました。皆様も、自分の好きなことを諦めずに続けてみてください。きっと、思いがけない発見があるはずです。